ボーイスカウト杉並第3団 活動ブログ

日々の活動を中心に、記録として残していきます。

池袋防災館を見学、防災体験してきました

今年は関東大震災から100年ということもあり、いわゆる首都直下型地震への備えを呼びかける声があります。首都直下地震は、関東地方の南部で歴史的に繰り返し発生するマグニチュード7級の大地震を指す総称であり、東京に焦点を絞った場合東京直下地震、東京大震災などともいう。日本で想定される都市直下型地震の一つです。

 

この地震の発生確率は30年以内に70%と言われています。いまのビーバースカウトが大人になるころまでには70%くらいの確率で発生するんじゃね?ということです。なので、そのいつかおきると言われている大地震に備えるとともに、もっと小規模な地震や火事に対応できるよう、われわれ杉並3団ビーバー隊は池袋防災館に災害について学びに行きました。

 

池袋防災館は、東京都豊島区西池袋にある防災体験学習施設です。JR池袋駅メトロポリタン口から徒歩5分くらいのところにあります。東京消防庁池袋消防署に併設されており、防災館の裏手には消防車なども停めてあり、消防士らしき姿をした方もチラホラと見受けられる感じでした。

 

朝8:20分に荻窪に集合し、電車を新宿で乗り換えて池袋へ。9:00頃には防災館に到着しました。今日は4つのことを学びました。(1)火事のときの避難方法、(2)震度6弱地震体験、(3)消火器の使い方(※大人のみ)です。そして、最後に過去の地震災害(関東大震災阪神淡路大震災、東北大震災)についての記録映像を鑑賞しました。

 

(1)火事のときの避難方法

火事で気をつけたいのは、可能な限り煙を吸い込まないことです。火事のときは慌てずにハンカチなどで口を覆い、少しでもフィルタをしたうえで呼吸をしましょう。そして身を低くして壁に手を添わせながら歩いていきます。手を添わせるのは道を確認しながらということもありますが、途中で壁や扉が熱くなっているところを確認したら、そこは回避するということのためでもあります。

 

実際に人工的な煙を発生させる小部屋で煙の中を非難していく体験をすることができました。スカウトたちも最初は「怖い〜」と言っていましたが、楽しく学ぶことができたようです。

 

(2)震度6弱地震体験

こちらは事前に過去の大震災を経験された方は思い出すこともあるので、乗る前にきちんと大丈夫かどうかを自分で判断してくださいねとの注意がありました。子供が一緒にいる場合は震度6弱の横揺れ、大人のみの場合は震度7の横揺れを体験することができます。都心のビルということもあり、縦揺れの再現はなかったのですが、それでも震度7の揺れは相当でした。この施設の揺れだけでも相当だったのですが、東北大震災ではこれに縦揺れを加えたものが3分以上も続いたそうです。びっくり。。。

 

(3)消火器の使い方

スカウトたちは小学2年生以下だったので、消火器の体験は保護者やリーダーの大人のみとなりました。まずピンを抜き、ホースを燃えているものに向けて、レバーを引くという手順が大事です。消火器は15秒程度しか内容物を噴射できないため、きちんと対象にホースを向けた後にレバーを引いてくださいとのことでした。

 

(4)映像鑑賞

欧州のクレイアニメのような短編映画でした。この手の公共施設の映像はイマイチなものが多いですが、こちらの映像はそれなりにコンパクトに、しっかりまとまった印象でした。いわゆるタイムリープしながら3人の小学生が東北→阪神淡路→関東大震災の現場を巡ってくるというストーリーです。ちゃんと作ってるなあという印象でした。

 

このあと、再び電車で荻窪にもどり、12:00頃に解散しました。今日学んだことを、いざというときにしっかりと活かしてくれると良いですね。

 

電車待ちの間ににらめっこをするスカウトたち。